無財の布施
- 東光寺
- 3月26日
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私は高校生時代から“人と接する時は笑顔で”を努めて参りました。長年努めてきたせいか、最近は“住職の笑顔はとてもいいね”と云われるようになりました。笑顔が心底から出るようになったからでしょう。お陰さまで好かれ、信頼され、フアンもできるようになりました。
お釈迦さまは、幸せになるためには6つのことに努めなさい、と教えます。
1、布施(与えること)2、持戒(戒律を守ること)3、忍辱(耐え忍ぶこと)4、精進(たゆまず実践すること)5、禅定(精神を統一すること)6、智慧(真実の智慧を得ること)「六波羅蜜」。
「布施」、与えるものがない人には、「無財の七施」を実行しなさい、と教えます。眼施、(好ましい眼差しで接する)。和眼悦色施、(和やかな喜びの顔つきで接する)。言辞施、(相手に柔らかい思いやりのある言葉をかけてやる)。身施、(我が身を惜しむことなく、他に尽くしていくこと)。心施、(善い心で相手の立場に立ち心をかけていくこと)。等々です。
15、6才のころ、私は、他のことはなかなかできない。でも、“いつも笑顔で人に接すること”は努めればできる、と気が付いたのです。以来ずっと努めて参りました。
おかげさまで、自身も幸せ感で毎日暮らせるし、接する方々を幸せ感に満たされることができるようにもなりました。

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